とま)” の例文
野沢屋茂木氏には糟糠そうこうの妻があった。彼女は遊女上りでこそあるが、一心になって夫を助け家をとました大切な妻であった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
付け置かるゝとぞ同じ虫でもかひこの如く人に益し國をとますあればく樹を枯して損を與たふるものありに世はさま/″\なりと獨り歎じて前面むかふを見れば徃來は道惡き爲めに避けてか車の行くを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
我の貧なる是れ我のとまんとするの前徴にあらずや。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)