セキ)” の例文
大風をつき拔く樣な鋭聲トゴエが、野ヅラに傳はる。萬法藏院は、實にセキとして居た。山風は物忘れした樣に、鎭まつて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
萬法藏院は、實にセキとして居た。山風は物忘れした樣に、鎭まつて居た。夕闇はそろ/\、かぶさつて來て居るのに、山裾のひらけた處を占めた寺庭は、白砂が、晝の明りに輝いてゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
万法蔵院は、実にセキとして居た。山風は物忘れした様に、鎮まつて居た。夕闇はそろ/\、かぶさつて来て居るのに、山裾のひらけた処を占めた寺庭は、白砂が、昼の明りに輝いてゐた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)