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家老
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かろう
ふりがな文庫
“
家老
(
かろう
)” の例文
父親
(
ちちおや
)
というのは
家老
(
かろう
)
ですが、
自分
(
じぶん
)
のむすこにたいしてはとてもあまい
親
(
おや
)
ばかでしたから、
諭吉
(
ゆきち
)
のいとこ
藤本元岱
(
ふじもとげんたい
)
をよびつけて
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
因
(
よ
)
ってその人物を
承
(
うけたま
)
わると、もとは
家老
(
かろう
)
だったが今では
家令
(
かれい
)
と改名して依然として生きていると何だか妙な事を答える。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「蛇性の婬」は支那の
西湖佳話
(
せいこかわ
)
の翻案であるが、これは馬琴が自ら筆記して、
讃州
(
さんしゅう
)
高松藩
(
たかまつはん
)
の
家老
(
かろう
)
に送つたものであるから、まさかに翻案や
捏造
(
ねつぞう
)
ではあるまいと思はれる。
梟娘の話
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お
書付
(
かきつけ
)
としてご
家老
(
かろう
)
徳山
(
とくやま
)
どのへお渡しになっております
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こうなると、おもしろくないのは、
奥平壱岐
(
おくだいらいき
)
でした。
壱岐
(
いき
)
は
身分
(
みぶん
)
のたかい
家老
(
かろう
)
のむすこで、
諭吉
(
ゆきち
)
より十さいぐらい
年上
(
としうえ
)
です。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
「お——こりゃご
家老
(
かろう
)
のお
槍
(
やり
)
ではございませぬか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
壱岐
(
いき
)
は
諭吉
(
ゆきち
)
を
長崎
(
ながさき
)
からおいだした
人
(
ひと
)
ですが、
家老
(
かろう
)
のむすこですから、しらぬ
顔
(
かお
)
をしているわけにもいきません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「やッ、ご
家老
(
かろう
)
が」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
指
(
ゆび
)
を
蒐
(
あつ
)
める
家老
(
かろう
)
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“家老”の意味
《名詞》
家老(かろう)
江戸時代、大名の家臣のなかで藩の政務を取り仕切り、家臣を統率した職。また、そのもの。
(出典:Wiktionary)
“家老”の解説
家老(かろう)は、武家の家臣団のうち最高の地位にあった役職で、複数人おり、合議によって政治・経済を補佐・運営した。
(出典:Wikipedia)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
“家老”で始まる語句
家老職
家老中
家老衆
家老邸