“藤本元岱”の読み方と例文
読み方割合
ふじもとげんたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諭吉ゆきち長崎ながさきへきてから、一ねんあまりたったときでした。中津なかつ藤本元岱ふじもとげんたいという、医者いしゃをしているいとこから、とつぜん手紙てがみがとどきました。
姉は皆かたずいて居て、身寄りの若い者の中には私の従兄いとこ藤本元岱ふじもとげんたいと云う医者がただ一人、く事がわかり書も能く読める学者であるが、そこで中津に在るの御隠居様が無法な事をしたと云うは
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
父親ちちおやというのは家老かろうですが、自分じぶんのむすこにたいしてはとてもあまいおやばかでしたから、諭吉ゆきちのいとこ藤本元岱ふじもとげんたいをよびつけて