“宮苑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうえん66.7%
きうゑん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の花は誰の来訪も好んではいない。また宮苑きゅうえんに咲くことも欲しない。ましてとりでの石垣に——と正成はひそかに思う。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
およそ、宮苑きゅうえんや公卿の第宅では、管絃かんげんの音と歓酔のない夜はなかったが、地下人ちげびとのまた下僕たるこれらの人びとの中では、酒に会うことなど、まれであった。
宮苑きうゑん奧深おくふかくおりの嬪妾ひんせう嬖臣達へいしんたち相手あひてもすもす麻雀マアジヤンふけたのしんでゐたとふ。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)