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宮苑
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きゅうえん
ふりがな文庫
“
宮苑
(
きゅうえん
)” の例文
山の花は誰の来訪も好んではいない。また
宮苑
(
きゅうえん
)
に咲くことも欲しない。まして
砦
(
とりで
)
の石垣に——と正成は
密
(
ひそ
)
かに思う。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
およそ、
宮苑
(
きゅうえん
)
や公卿の第宅では、
管絃
(
かんげん
)
の音と歓酔のない夜はなかったが、
地下人
(
ちげびと
)
のまた下僕たるこれらの人びとの中では、酒に会うことなど、まれであった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そもそも、天皇は
宮苑
(
きゅうえん
)
から一歩も自由には出られぬ籠の鳥とみていたのが大誤算だった。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
苑
漢検準1級
部首:⾋
8画
“宮”で始まる語句
宮
宮殿
宮居
宮中
宮城野
宮内
宮古
宮闕
宮仕
宮人