宜樣よきやう)” の例文
御世話下され度何分なにぶん宜樣よきやうに御取計ひ給はれと頼みければ君太夫感心かんしんは爲すものゝ又あはれを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
來た事ゆゑ土産みやげもたぬとて矢張やはりさけがよしほかの物は何を上ても其樣におよろこびなされず酒さへ上ると夫は/\何よりのお悦びなり我も同道どうだうせんにより夫は我等が宜樣よきやうにするとて五升入の角樽つのだるへ酒を入熨斗のし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
好むことはにはとりにもたりと云程のことなれば近來ちかごろ家内かない不取締ふとりしまりは勿論なり故に何事によらず番頭久兵衞が一人にて宜樣よきやう掻廻かきまはして居ければ終に又昔しの惡心あくしん再發さいはつなし此度文右衞門がしちの一件とても己が氣儘きまゝに取計らはんとし又主人の金子百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)