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嫗
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うば
ふりがな文庫
“
嫗
(
うば
)” の例文
虎ヶ窟は
其
(
その
)
昔、若き恋に酔えるお杉と重蔵との隠れ家であった。
彼女
(
かれ
)
は今や
白髪
(
しらが
)
の
嫗
(
うば
)
となっても、思い出多き
此
(
この
)
窟を離れ得ぬのであろう。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
六畳敷ほどもある大きな島台をすえつけ、その上に
猿若町
(
さるわかまち
)
の役者を翁と
嫗
(
うば
)
に扮装させて立たせ、岩木は本物の
蓬莱石
(
ほうらいいし
)
。
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
僧
異
(
あや
)
しと見て、
六四
枕におきたる
禅杖
(
ぜんぢやう
)
をもてつよく
撃
(
う
)
ちければ、大きに叫んでそこにたふる。この音に
六五
主
(
あるじ
)
の
嫗
(
うば
)
なるもの
灯
(
あかし
)
を照し来るに見れば、若き女の打ちたふれてぞありける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
盲
(
めしひ
)
の
嫗
(
うば
)
が
燭
(
そく
)
もなく手さぐりつたふ
渡殿
(
わたどの
)
の
故郷の花
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
嫗
(
うば
)
泣く泣く命を
乞
(
こ
)
ふ。いかがせん。
六六
捨てて其の家を出でしが、其ののち又
六七
たよりにつきて其の里を過ぎしに、田中に人多く
集
(
つど
)
ひてものを見る。僧も立ちよりて何なるぞと尋ねしに、里人いふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
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嫗
(
うば
)
蟹満寺縁起
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
嫗
漢検1級
部首:⼥
14画
“嫗”を含む語句
老嫗
志斐嫗
当麻語部嫗
嫗山姥
中臣志斐嫗
當麻語部嫗
嫗堂
嫗岳
嫗岳山彙
爺嫗
翁嫗