げなん)” の例文
じょちゅうげなんあやまちをしでかして、主婦に折檻せっかんせられるような時には、嬰寧の所へ来て、一緒にいって話してくれと頼むので、一緒にいってやるといつもゆるされた。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
と、みると呉の家の小さなげなんが汗を流し息を切らして走ってきた。皆が驚いてそのわけを聞いた。それは呉郎の家もまた同じ日に劫に遇うて、一門の者が倶にたおれたという知らせであった。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)