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ヲンナベヤ
ふりがな文庫
“
女部屋
(
ヲンナベヤ
)” の例文
物語りする刀自たちの話でなく、
若人
(
ワカウド
)
らの言ふことは、時たま、世の中の
瑞々
(
ミヅヽヽ
)
しい
消息
(
セウソコ
)
を傳へて來た。奈良の家の
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
は、裏方五つ
間
(
マ
)
を通した、廣いものであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
物語りする刀自たちの話でなく、
若人
(
ワカウド
)
らの言ふことは、時たま、世の中の
瑞々
(
ミヅヽヽ
)
しい
消息
(
セウソコ
)
を傳へて來た。奈良の家の
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
は、裏方五つ
間
(
マ
)
を通した、廣いものであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
物語りする刀自たちの話でなく、
若人
(
ワカウド
)
らの言ふことは、時たま、世の中の
瑞々
(
ミヅミヅ
)
しい
消息
(
セウソコ
)
を伝へて来た。奈良の家の
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
は、裏方五つ
間
(
マ
)
を通した、広いものであつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
郎女たちの居る
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
までも、
何時
(
イツ
)
もづか/″\
這入
(
ハヒ
)
つて来て、
憚
(
ハバカ
)
りなく古物語りを語つた、あの
中臣志斐媼
(
ナカトミノシヒノオムナ
)
——。あれと、おなじ表情をして居る。其も、
尤
(
モツトモ
)
であつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
藤原
南家
(
ナンケ
)
にも、常々、此年よりとおなじやうな
媼
(
オムナ
)
が出入りして居た。郎女たちの居る
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
までも、何時もづか/″\這入つて來て、憚りなく古物語りを語つた、あの
中臣志斐媼
(
ナカトミノシヒノオムナ
)
——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
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藤原
南家
(
ナンケ
)
にも、常々、此年よりとおなじやうな
媼
(
オムナ
)
が、出入りして居た。郎女たちの居る
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
までも、何時もづか/″\這入つて來て、憚りなく古物語りを語つた、あの
中臣志斐媼
(
ナカトミノシヒノオムナ
)
——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
この國の
女子
(
ヲミナゴ
)
に生れて、一足も
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
を出ぬのを、美徳とする時代に居る身は、親の里も、祖先の土も、まだ踏みも知らぬ。あの
陽炎
(
カゲロウ
)
の立つてゐる平原を、此足で、隅から隅まで歩いて見たい。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
この國の
女子
(
ヲミナゴ
)
に生れて、一足も
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
を出ぬのを、美徳とする時代に居る身は、親の里も、祖先の土も、まだ踏みも知らぬ。あの
陽炎
(
カゲロフ
)
の立つてゐる平原を、此足で、隅から隅まで歩いて見たい。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
この国の
女子
(
ヲミナゴ
)
に生れて、一足も
女部屋
(
ヲンナベヤ
)
を出ぬのを、美徳とする時代に居る身は、親の里も、祖先の土も、まだ踏みも知らぬ。あの
陽炎
(
カゲロフ
)
の立つてゐる平原を、此足で、隅から隅まで歩いて見たい。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“女部屋(女牢)”の解説
女牢(おんなろう)は、江戸時代に女性を収容するために設けられた牢獄のこと。女部屋とも称される。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“女”で始まる語句
女
女子
女房
女性
女中
女王
女郎花
女将
女郎
女形