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夷然
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いぜん
ふりがな文庫
“
夷然
(
いぜん
)” の例文
監守スル者六、七人。
儼
(
げん
)
トシテ
檻舎
(
かんしゃ
)
ノ如シ。家君ソノ中央ニ坐ス。左右ニ書巻数冊、
夷然
(
いぜん
)
トシテ詩ヲ賦スルコト前日ニ異ラズ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
彼は比較的堅固でない椅子の上に、わざわざ両足を載せて胡坐をかいたなり、
傍
(
はた
)
から見るとさも窮屈そうな姿勢の
下
(
もと
)
に、
夷然
(
いぜん
)
として落ちついていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
〔評〕十年の
役
(
えき
)
、私學校の
徒
(
と
)
、
彈藥製造所
(
だんやくせいざうじよ
)
を
掠
(
かす
)
む。南洲時に兎を
大隈
(
おほすみ
)
山中に
逐
(
お
)
ふ。之を聞いて
猝
(
にはか
)
に
色
(
いろ
)
を
變
(
か
)
へて曰ふ、
誤
(
しま
)
つたと。
爾後
(
じご
)
肥後日向に轉戰して、神色
夷然
(
いぜん
)
たり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
夷
漢検準1級
部首:⼤
6画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“夷”で始まる語句
夷
夷狄
夷隅
夷人
夷講
夷陵
夷振
夷子
夷蛮
夷族