トップ
>
失錯
>
しつさく
ふりがな文庫
“
失錯
(
しつさく
)” の例文
出来る
丈
(
だけ
)
悪く造られてゐる。世界の出来たのは
失錯
(
しつさく
)
である。
無
(
む
)
の安さが誤まつて
攪乱
(
かうらん
)
せられたに過ざない。世界は認識によつて無の安さに帰るより外はない。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その
咄嗟
(
とつさ
)
の
失錯
(
しつさく
)
をどういふ風にして繕つたか——ロチスター氏の
動靜
(
どうせい
)
が、私にとつて重大な關係を持つ理由のある事柄であると、
假
(
かり
)
にも思ふその思ひ違ひを
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
彼の
懷
(
ふところ
)
に眠る、娘のやうに大事な牝羊を持つた人が、誤つてそれを
屠殺場
(
とさつぢやう
)
で殺したとしても、その人は、私が今自分のしたことを悔い歎く程には、その血なまぐさい
失錯
(
しつさく
)
を悔いはしないだらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
それは
兼
(
かね
)
て門人の籍にゐる兵庫
西出町
(
にしでまち
)
の
柴屋長太夫
(
しばやちやうだいふ
)
、
其外
(
そのほか
)
縁故のある商人に買つて納めさせ、又学生が
失錯
(
しつさく
)
をする
度
(
たび
)
に、科料の
代
(
かはり
)
に父兄に買つて納めさせた書籍が、玄関から講堂、書斎へ掛けて
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
怖
(
こは
)
がつてゐますよ——あなたの自愛心が
失錯
(
しつさく
)
を恐れてゐます。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“失錯”の意味
《名詞》
失錯(しっさく)
やりそこなう(しそこなう)こと。失敗。
(出典:Wiktionary)
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
錯
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
“失”で始まる語句
失
失敗
失策
失踪
失望
失礼
失禮
失敬
失笑
失言