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太宗
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たいそう
ふりがな文庫
“
太宗
(
たいそう
)” の例文
太宗
(
たいそう
)
皇帝の
水陸大会
(
だいせがき
)
に、
玄奘法師
(
げんじょうほうし
)
の
錦襴
(
きんらん
)
の
袈裟
(
けさ
)
が
燦然
(
さんぜん
)
と輝き、
菩薩
(
ぼさつ
)
が雲に乗って天に昇ると、その雲がいつの間にか
觔斗雲
(
きんとうん
)
にかわって
『西遊記』の夢
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
唐の
太宗
(
たいそう
)
皇帝が彼に命じて
長孫無忌
(
ちょうそんむき
)
(太宗の重臣)の鞍を取って来いと言った。同時に無忌にも内報して、取られないように警戒しろと注意した。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
徳川家康は凶方をおかして出陣し、関ヶ原の勝利を得たりしことは『小学修身書』に出ておるが、これと同じく、唐の
太宗
(
たいそう
)
は出陣のときに凶日をおかして勝利を得たる話がある。
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
まだ仏教を信じない時分にシナから唐の
太宗
(
たいそう
)
の皇女なる
文成公主
(
ぶんせいこうしゅ
)
を
娶
(
めと
)
ることになったその時分に、文成公主はその父の太宗に願うて言いますには、チベットは人を殺して喰うという国と聞きますから
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「それは、いささか割引がかんじんじゃ、大諸侯の物とて、一から十まで盲信するわけにはゆかん。いったい、羲之の真蹟はすべて唐の
太宗
(
たいそう
)
が棺の中まで持ちこんで行ってしまったはずで、支那にも、もはや
断簡零墨
(
だんかんれいぼく
)
もござらぬそうな」
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
この絵は
宋初
(
そうしょ
)
のものとされているので、本当の
玄奘三蔵
(
げんじょうさんぞう
)
法師が、
唐
(
とう
)
の
太宗
(
たいそう
)
の
貞観
(
じょうがん
)
三年に
長安
(
ちょうあん
)
の都を辞して、
遥々
(
はるばる
)
印度への旅についた頃から見ると、三百年くらいも後に描かれたことになる。
『西遊記』の夢
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
但しこれは宋の
太宗
(
たいそう
)
の命によって、一種の政府事業として
李昉
(
りぼう
)
らが監修のもとに作られたもので、
汎
(
ひろ
)
く古今の小説伝奇類を蒐集したのでありますから、これを創作と認めるわけには参りません。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“太宗”の意味
《名詞》
太宗(たいそう)
(歴史)東アジアで、太祖に次ぐ功績のあった皇帝の廟号。
(出典:Wiktionary)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“太宗”で始まる語句
太宗寺
太宗皇帝