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天水桶
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てんすゐをけ
ふりがな文庫
“
天水桶
(
てんすゐをけ
)” の例文
海老床の前の
天水桶
(
てんすゐをけ
)
——あの水がやけに濁つて、春先だといふのに、水草の枯れたのが一パイ浮いて居たらう。あの中を掻き廻して見るが宜い
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
連
(
つれ
)
吉原より返りと見えて
此方
(
こなた
)
へ來るゆゑ久兵衞は
仕舞
(
しまつ
)
たりと思ひながら
早足
(
はやあし
)
に
軒下
(
のきした
)
へ廻り
天水桶
(
てんすゐをけ
)
の
蔭
(
かげ
)
へ隱れんとする處を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もよく
養
(
やう
)
育しけるが米屋市郎左衞門が
伯母
(
をば
)
の殺されたる
霜月
(
しもつき
)
十七日の夜麻布邊へ
客
(
きやく
)
を
乘行
(
のせゆき
)
大
(
おほ
)
いに
遲
(
おそ
)
くなりて
丑刻
(
やつどき
)
ごろ福井町の我が家へ歸り來るに誰やらん
天水桶
(
てんすゐをけ
)
にて物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
二人は裏口の側の
天水桶
(
てんすゐをけ
)
を
踏臺
(
ふみだい
)
にして、あまり苦勞もせずに塀を乘り越えました。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
聞くに昨夜の
事柄
(
ことがら
)
より權三助十が話し
等
(
とう
)
委細
(
ゐさい
)
に
物語
(
ものがた
)
りしかば八右衞門は彦三郎の孝心を大に
感
(
かん
)
じ早速權三助十を呼に
遣
(
や
)
り
猶
(
なほ
)
譯
(
わけ
)
を
聞
(
きく
)
に去年十一月十七日の夜中に歸る
機
(
をり
)
天水桶
(
てんすゐをけ
)
にて血刀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“天水桶”の解説
天水桶(てんすいおけ)とは、日本の伝統的な防火水槽である。雨水を貯めるための容器で、江戸時代には主に都市部の防火用水として利用された。
(出典:Wikipedia)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
桶
漢検準1級
部首:⽊
11画
“天水桶”で始まる語句
天水桶用