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大鉈
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おおなた
ふりがな文庫
“
大鉈
(
おおなた
)” の例文
新平はもう寺を自分のものにしたようなつもりで、
大鉈
(
おおなた
)
を
一打
(
ひとうち
)
腰
(
こし
)
にぶち
込
(
こ
)
んだだけで、
羨
(
うらやま
)
しがる若者どもを
尻目
(
しりめ
)
にかけながら山の寺へ出かけて行った。
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
大鉈
(
おおなた
)
を
揮
(
ふる
)
って頃合いの木を伐り、四本の柱と四本の横木を用いて骨組を済すと、枝を籠目に編んで四方を囲い、白檜の皮を
巧
(
たくみ
)
に剥ぎ取って屋根を葺き、羽目を当て、床を張り
鹿の印象
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
間
(
あい
)
の
襖
(
ふすま
)
が向こうから開き、一人の大男が現われた。手に
大鉈
(
おおなた
)
を持っている。刃先から鮮血が滴っている。その血の滴った床の上に一人の男が転がっている。胸を
刳
(
えぐ
)
られて死んでいるのだ。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
榎本君の眼には、年の若い私の無経験がむしろ
可笑
(
おかし
)
く思われたかも知れなかった。採菊翁自身が執筆の部分はどうだか知れないが、榎本君が担当の部分にも余程の
大鉈
(
おおなた
)
を加えられていたらしかった。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
鉈
漢検1級
部首:⾦
13画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫