トップ
>
大賓
>
たいひん
ふりがな文庫
“
大賓
(
たいひん
)” の例文
ひとたび安土の
大賓
(
たいひん
)
として家康を待つや、それらの大事も
抛
(
なげう
)
って、心から客を迎え、また全家中の臣もことごとく、その接待のために用いて
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すなわち、五月十五日、府に着いて、安土の城へはいったその
大賓
(
たいひん
)
とは、徳川家康、ことし四十一になる人だった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その夜のさかんな
饗宴
(
きょうえん
)
はいうまでもなかった。地方の
吏
(
り
)
が中央の
大賓
(
たいひん
)
に
媚
(
こ
)
びることは、今も昔もかわりがない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
数日も前から、寝もやらずに、奉公の
誠実
(
まこと
)
を尽して、この朝、
大賓
(
たいひん
)
の為に清掃して居並んだ主君も、その家臣も、不安の底に沈んだように、色を失ってしまった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信長としては現職の太政大臣などいう
大賓
(
たいひん
)
は、わけて陣中、好まぬ荷もつだったにちがいない。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
しかし劉璋は、彼を軽んじることなく、堂上に請じて、
大賓
(
たいひん
)
の礼をとった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
喬国老の邸では、この
大賓
(
たいひん
)
をふいに迎えて、驚きと混雑に、ごった返した。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信長は、諸国で
厄介者
(
やっかいもの
)
扱いにされて来たこの亡命の将軍家を、自身、国境まで出迎えた。城門では、その
轡
(
くつわ
)
さえ取って、
大賓
(
たいひん
)
の礼を執った。人は
嗤
(
わら
)
うも、彼は、義昭の駒の
轡
(
くつわ
)
を取ったとは思うまい。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寺僧は、突然の
大賓
(
たいひん
)
を客院に迎えて、
饗応
(
きょうおう
)
にうろたえた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この安土城に信長が一箇の
大賓
(
たいひん
)
を迎えるためであった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
大賓
(
たいひん
)
のお車が見えました」と、家僕が内へ報じる。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
賓
常用漢字
中学
部首:⾙
15画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫