“大賓”の読み方と例文
読み方割合
たいひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとたび安土の大賓たいひんとして家康を待つや、それらの大事もなげうって、心から客を迎え、また全家中の臣もことごとく、その接待のために用いて
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち、五月十五日、府に着いて、安土の城へはいったその大賓たいひんとは、徳川家康、ことし四十一になる人だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その夜のさかんな饗宴きょうえんはいうまでもなかった。地方のが中央の大賓たいひんびることは、今も昔もかわりがない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)