“たいひん”の漢字の書き方と例文
語句割合
大賓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数日も前から、寝もやらずに、奉公の誠実まことを尽して、この朝、大賓たいひんの為に清掃して居並んだ主君も、その家臣も、不安の底に沈んだように、色を失ってしまった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長としては現職の太政大臣などいう大賓たいひんは、わけて陣中、好まぬ荷もつだったにちがいない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし劉璋は、彼を軽んじることなく、堂上に請じて、大賓たいひんの礼をとった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)