“大行燈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおあんどう50.0%
おおあんどん25.0%
おほあんどう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枳園は来り舎るごとに、この女を追い廻していたが、とうとう或日逃げる女を捉えようとして大行燈おおあんどうを覆し、畳を油だらけにした。五百はたわむれに絶交の詩を作って枳園に贈った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
見れば火を入れた大行燈おおあんどんを横に高く、思いきって大きな文字で
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
屋根やねよりたか大行燈おほあんどうて、白雪しらゆきやまみ、だいうへつて、やあ、がばり/\がばり/\とわめく。行燈あんどうにも、白山氷はくさんこほりがばり/\とる。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)