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大行燈
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おおあんどう
ふりがな文庫
“
大行燈
(
おおあんどう
)” の例文
枳園は来り舎るごとに、この女を追い廻していたが、とうとう或日逃げる女を捉えようとして
大行燈
(
おおあんどう
)
を覆し、畳を油だらけにした。五百は
戯
(
たわむれ
)
に絶交の詩を作って枳園に贈った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
小樽
(
おたる
)
に名高きキトに宿りて、
夜涼
(
やりょう
)
に乗じ市街を散歩するに、
七夕祭
(
たなばたまつり
)
とやらにて人々おのおの
自己
(
おの
)
が故郷の
風
(
ふう
)
に従い、さまざまの形なしたる
大行燈
(
おおあんどう
)
小行燈に火を点じ歌い
囃
(
はや
)
して
巷閭
(
こうりょ
)
を
引廻
(
ひきま
)
わせり。
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
燈
部首:⽕
16画
“大行”で始まる語句
大行
大行事
大行幸
大行軍
大行院
大行天皇