大盜人おほぬすびと)” の例文
新字:大盗人
省愼たしなみ置たるとはこれまたいつはりなるべし大方皆ぬすみ取たる物ならん茲な大盜人おほぬすびとめと樣々に惡口あくこうなしければ元より武道ぶだうみがく大橋文右衞門賊名ぞくみやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取たと迄ちく白状仕はくじやうしたならばおのれも早く申上て仕舞しまうがイヽアノこゝ大盜人おほぬすびとめと砂利じやりたゝいて舊惡きうあくかぞたつれど段右衞門は落付おちつきはらい否々いや/\博奕ばくちうちても人を殺し金をぬすんだ覺えはないぞと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おして全く文右衞門が盜人なりと思ひ居けるゆゑお政に向ひお前の亭主ていしゆと云者は恐ろしき大盜人おほぬすびと大方まだ/\油屋の百兩許りにてはあるまじ所々方々にてかせぎたる事もあらん今迄此方の仲間なかまには他人の物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)