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大牢
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たいろう
ふりがな文庫
“
大牢
(
たいろう
)” の例文
彼は一日、成都郊外にある先帝の
霊廟
(
れいびょう
)
に詣でて、
大牢
(
たいろう
)
の祭をそなえ、涙を流して、何事か久しく祈念していた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——幸助という男は
大牢
(
たいろう
)
で、おじさんといっしょにくらし、身の上話なんぞもしたんでしょう、そこからこんどのような話をでっちあげたんだと思います」
枡落し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それは小伝馬町に面した
大牢
(
たいろう
)
の一角を、無償で父にくれようといった当時のことを母が
詰
(
なじ
)
ったのだ。
旧聞日本橋:17 牢屋の原
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「だが、こいつは人間業じゃないぜ。戸締りは伝馬町の
大牢
(
たいろう
)
のように厳重だ、開いているのはお勝手の引窓がたった一つ。そんなところから出入りするのは、
烟
(
けむり
)
と風だけだ」
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
小伝馬町
大牢
(
たいろう
)
の御用のようにばかり書きましたが、それも幼時の感じを
申述
(
もうしの
)
べただけです。
旧聞日本橋:01 序文/自序
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
、
長谷川時雨
(著)
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「お蔭で我々が久し振に
大牢
(
たいろう
)
の
味
(
あじわ
)
いに有り附いたのだ。酒は幾らでも飲ませてくれたし、あの時位僕は愉快だった事は無いよ。なんにしろ、
兵站
(
へいたん
)
にはあんまり
御馳走
(
ごちそう
)
のあったことはないからなあ。」
鼠坂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
大牢
(
たいろう
)
へ送ることになるだろうときめつけた。
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
牢
漢検準1級
部首:⽜
7画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫