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大孔
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おおあな
ふりがな文庫
“
大孔
(
おおあな
)” の例文
なぜといって、口蓋に
大孔
(
おおあな
)
があくわけだから、そうなると、この豆潜水艇は、二度と水の中へもぐれなくなるわけだ。だから、しかたがない。
豆潜水艇の行方
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
室の入口の
扉
(
ドア
)
の上半分がポッカリ
大孔
(
おおあな
)
が明いています。これは
枕許
(
まくらもと
)
のスタンドを
点
(
つ
)
けて寝るものですから、それで判ったのです。私は
吃驚
(
びっくり
)
して跳ね起きました。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
真正面の大きい窓硝子が
滅茶滅茶
(
めちゃめちゃ
)
に
壊
(
こわ
)
れて、ポッカリ異様な
大孔
(
おおあな
)
が出来、
鉄格子
(
てつごうし
)
が
肋骨
(
ろっこつ
)
のように露出していた。その窓の下に寝台があって、その上に寝ているのは重症の赤星龍子だった。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ガチャーンと大きな音がして、硝子には
大孔
(
おおあな
)
が明いたが、すかさず手を入れて九万円の金塊を
掴
(
つか
)
むと、
飛鳥
(
ひちょう
)
のように其の場から逃げ去った。それから十日目の今日まで犯人は遂に逮捕されない。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
無理に割りこんだ自動車もあったが、たちまち、人波にもまれて、橋の上から、突き落されたり、米軍の爆弾が
抉
(
えぐ
)
りとっていった
大孔
(
おおあな
)
の底に転がりおとされたりして、車も人も、滅茶滅茶になった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“大孔(大後頭孔)”の解説
解剖学において大後頭孔(だいこうとうこう、ラテン語:Foramen magnum)とは、頭蓋骨の後頭骨 に位置する大きな開口部のこと。頭蓋骨の底部に位置しており、脊髄の延長である延髄が通っている。大孔(だいこう)とも呼ばれる。ラテン語の Foramen magnum は「大きい(magnum)」「穴(foramen)」という意味。
延髄以外では脊髄副神経、椎骨動脈、前部と後部の脊髄動脈、蓋膜及び翼状靱帯が大後頭孔を通っている。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
孔
常用漢字
中学
部首:⼦
4画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫