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大和路
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やまとじ
ふりがな文庫
“
大和路
(
やまとじ
)” の例文
奈良、
大和路
(
やまとじ
)
風景は私にとっては古い
馴染
(
なじみ
)
である。あたかも私の庭の感じさえする。さてその
風情
(
ふぜい
)
の深さも、他に類がない。
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
京都では父の御機嫌伺いをするだけで、その日のうちに奈良へ行き、二三日間春の
大和路
(
やまとじ
)
を
経廻
(
へめぐ
)
りたいと思っていること、
但
(
ただ
)
しこれは自分だけの考なので
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そう思い諦めて、しばらくの間、気を変えるために、私は晩春の
大和路
(
やまとじ
)
の方に小旅行に出かけていった。
黒髪
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
貴下はその後御門下を
挙
(
こぞ
)
って拙者の居所をお尋ねの由であるが、自分は今
大和路
(
やまとじ
)
にあり、これから約一年を伊賀、伊勢その他を修業に遊歴するつもりで予定をかえる気持にはなれない。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
摂津
(
せっつ
)
から
大和路
(
やまとじ
)
を巡ってくる——そういったまま
飄然
(
ひょうぜん
)
と旅に出た良人のことを。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
この
大和路
(
やまとじ
)
まで来たのを幸いに、ついでといっては勿体ないが、紀州の
高野山
(
こうやさん
)
か、河内の女人高野という金剛寺か、いずれかへ行って、位牌を預け、かたみ髪を仏塔へ納めなどして置きたいという。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大和路
(
やまとじ
)
へ
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大和路”の解説
大和路(やまとじ)とは、現在の奈良県域を指す大和への道や域内を通過する道、特に、京都の五条口から伏見・木津を経て大和に至る道を指すことばである。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“大和”で始まる語句
大和
大和魂
大和守
大和国
大和尚
大和屋
大和心
大和絵
大和島根
大和川