“やまとじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大和路100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴下はその後御門下をこぞって拙者の居所をお尋ねの由であるが、自分は今大和路やまとじにあり、これから約一年を伊賀、伊勢その他を修業に遊歴するつもりで予定をかえる気持にはなれない。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
摂津せっつから大和路やまとじを巡ってくる——そういったまま飄然ひょうぜんと旅に出た良人のことを。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この大和路やまとじまで来たのを幸いに、ついでといっては勿体ないが、紀州の高野山こうやさんか、河内の女人高野という金剛寺か、いずれかへ行って、位牌を預け、かたみ髪を仏塔へ納めなどして置きたいという。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)