“やまとぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大和路50.0%
大和道50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを聞いた瀬田と渡辺とは、「そんなら我々も是非共御先途ごせんとを見届けます」と云つて、河内かはちから大和路やまとぢはしることを父子ふしに勧めた。四人の影は平野郷方角へ出る畑中道はたなかみちやみうちに消えた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
後に庄司は天王寺村てんわうじむらかして、平野郷ひらのがうから河内かはち大和やまとを経て、自分と前後して大和路やまとぢはしつた平八郎父子には出逢はず、大阪へ様子を見に帰る気になつて、奈良まで引き返して捕はれた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
大和道やまとぢ雲隠くもがくりたり然れども我が振る袖を無礼なめしと思ふな」(同・九六六)という歌を贈った。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)