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夜叉王
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やしゃおう
ふりがな文庫
“
夜叉王
(
やしゃおう
)” の例文
そういって、丸彦は
鞭
(
むち
)
を捨て、両手を広げてつっ立ちました。
夜叉王
(
やしゃおう
)
も、
腰
(
こし
)
の大きな刀をそこにおき、両手をひろげてつっ立ちました。
長彦と丸彦
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
中軍の勝頼は、
夜叉王
(
やしゃおう
)
のように怒号していた。そして、万一に備えておいた予備隊まで、ことごとく前面へ押し出したのである。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
急いで二階へあがって
窺
(
うかが
)
うと、棚一ぱいに飾ってある人形はみな無難であるらしかったが、ただ一つ博多人形の
夜叉王
(
やしゃおう
)
がうつ向きに倒れて
火に追われて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
年来
(
としごろ
)
になりければ平塚の宿に
夜叉王
(
やしゃおう
)
といふ
傾城
(
けいせい
)
のもとへ通ひて女子一人設けたり寅の年の寅の月の寅の日に生まれければその名を三虎御前とぞ呼ばれける。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
岡本綺堂先生は、不滅の傑作『修禅寺物語』の中で、
夜叉王
(
やしゃおう
)
だけは創作した人物だと、はっきり、ことわってあるけれど、夜叉王屋敷の跡が、今では名所の一つになっている。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
ただ一つ博多人形の
夜叉王
(
やしゃおう
)
がうつ向きに倒れて、その首が
悼
(
いた
)
ましく砕けて落ちているのがわたしの心を寂しくさせた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
顔長の長彦は、
夜叉王
(
やしゃおう
)
がためていたお金を、貧しい人たちにくばってやりました。
長彦と丸彦
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
第一に、主人公の
夜叉王
(
やしゃおう
)
という人物からして作者が勝手に作り設けたのです。
修禅寺物語:――明治座五月興行――
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ところが、
夜叉王
(
やしゃおう
)
は、ゆっくりしておられないことになりました。
長彦と丸彦
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
面作師
(
おもてつくりし
)
夜叉王
(
やしゃおう
)
修禅寺物語
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
叉
漢検準1級
部首:⼜
3画
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
“夜叉”で始まる語句
夜叉
夜叉羅刹
夜叉神
夜叉権
夜叉相
夜叉主
夜叉名
夜叉峠
夜叉鬼
夜叉部