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多足
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たそく
ふりがな文庫
“
多足
(
たそく
)” の例文
「悪人とはいえ、天蔵も身内の一人、犬死さすより、せめて鉄砲の試しにでも、役立たせてやれば、幾分でも世の
多足
(
たそく
)
になろう。はやくして来い」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これから其様な事を云うとお祖父さんは最う決して構いませんよ、
私
(
わし
)
も何うかしてお前の
多足
(
たそく
)
に成るようにと思って、
年寄骨
(
としよりぼね
)
に
機
(
はた
)
の仕分を
為
(
し
)
ているのに、其様な弱い
音
(
ね
)
を吐くと
肯
(
き
)
かんぞ
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「なぜその
閑
(
ひま
)
に、亭主の晩の酒代の
足
(
た
)
しにでもなるように、魚でも
漁
(
と
)
るとか、縄でも
綯
(
な
)
うとか、
他人
(
ひと
)
の仕事の
縫物
(
ぬいもの
)
でもするとか、
小費
(
こづか
)
いの
多足
(
たそく
)
になることを考えねえのだ——この浮気者め」
鑿
(
のみ
)
を
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“多”で始まる語句
多
多寡
多勢
多少
多分
多忙
多人数
多數
多時
多日