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変哲
ふりがな文庫
“変哲”の読み方と例文
旧字:
變哲
読み方
割合
へんてつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へんてつ
(逆引き)
何の
変哲
(
へんてつ
)
もない、
観
(
み
)
たところ普通の、如何にも
老舗
(
しにせ
)
の寮らしい、小梅や寺島村にはざらにある構えの一つに過ぎなかった。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
同様に先生の顔も以前の如く、何の
変哲
(
へんてつ
)
もない土気色を帯び、
膨
(
ふく
)
れッ
面
(
つら
)
を小女の勝手にいじくらせてはいるけれども、それがいかにも詰まらなそうである。
蘿洞先生
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
柳営の諸事情が、彼には幸いしていたものか、華雲殿の件は不問のまま、その年を越え、彼のぶらり駒は、依然何の
変哲
(
へんてつ
)
もなく、武者所の門へ折々通っていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
変哲(へんてつ)の例文をもっと
(11作品)
見る
“変哲”の意味
《名詞》
変哲(へんてつ)
変わったことや、違っていること。また、そのような点。
(出典:Wiktionary)
変
常用漢字
小4
部首:⼡
9画
哲
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
“変”で始まる語句
変
変化
変梃
変遷
変貌
変物
変挺
変事
変更
変若
“変哲”のふりがなが多い著者
邦枝完二
林不忘
谷崎潤一郎
佐々木味津三
吉川英治
北大路魯山人
久生十蘭
国枝史郎
海野十三