“へんてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
変哲52.4%
變哲42.9%
編綴4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同様に先生の顔も以前の如く、何の変哲へんてつもない土気色を帯び、ふくれッつらを小女の勝手にいじくらせてはいるけれども、それがいかにも詰まらなそうである。
蘿洞先生 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
次に取上げた手拭は、何の變哲へんてつもない中古ちうぶるの品で、よく乾いてしまつて、泥も砂もついては居りません。
さかりと咲亂さきみだれえも云れぬ景色けしきに寶澤は茫然ばうぜんと暫し木蔭こかげやすらひてながめ居たり此時はるかむかうより年頃四十ばかりの男編綴へんてつといふをまと歩行あゆみ來りしがあやしやと思ひけん寶澤に向ひて名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)