つわもの)” の例文
妻、おまえの兄弟たち、縁者のともがら、ひとりとして賊名の中に見捨ててよいものか。漆間蔵六とて、語らいあえば四、五十名のつわものは連れて来られよう。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法王のもとにはあらぬまもりつわものなり。
つわものたちの指揮、心がまえ、忠義一すじの鍛え、皆おことが軍配と徳にあること。きょうよりはなおなお、心しても。その身を、父君や兄達の亡き後の三世の忠義に備えておかれよ
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)