壊滅かいめつ)” の例文
旧字:壞滅
ワシントン市におけるスパイの巣窟そうくつはついに壊滅かいめつし、スパイの大半は捕縛ほばくせられ、その一部は、自殺または逃走した。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
業火の海に、惨鼻な血が、五月雨さみだれほど流された。上野は、黒焦げになり、彰義隊は、無残な壊滅かいめつに終った。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
坂田村の豪農として何代も続いた小森家は彦太郎の代になって壊滅かいめつひんして居る。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
しかし織田軍の作戦は、極力、味方を損じないように悠々、彼の壊滅かいめつを待つもののように見える。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
“首都重慶じゅうけいは、昨夜、また日本空軍のため、猛爆をうけた。損害は重大である。火災は、まだまない。これまでの日本空軍の爆撃により市街の三分の二は壊滅かいめつし、完全なる焦土しょうどした。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
三軍、ここに壊滅かいめつ、ことごとく、四散し去ったものとしか思われなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
反信長勢力の壊滅かいめつにある。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)