“かいめつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
潰滅81.6%
壊滅18.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まったく潰滅かいめつした「サークル」の模様や、転向していった連中のことを口数少く語って、あとは黙ってしまう。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
加波山の貯蔵所の潰滅かいめつしたことはむろんわかっているだろうし、かれらのほうでは渡辺が、死躰の出ない以上、連絡のあるのを待っているに違いない、だから
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
坂田村の豪農として何代も続いた小森家は彦太郎の代になって壊滅かいめつひんして居る。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
しかし織田軍の作戦は、極力、味方を損じないように悠々、彼の壊滅かいめつを待つもののように見える。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)