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地鳴
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じなり
ふりがな文庫
“
地鳴
(
じなり
)” の例文
地鳴
(
じなり
)
が
轟
(
ごう
)
として、ぱっと
一条
(
ひとすじ
)
の
焔
(
ほのお
)
を吐くと、峰の松が、
颯
(
さっ
)
とその中に映って、三丈ばかりの
真黒
(
まっくろ
)
な
面
(
つら
)
が出た、
真正面
(
まっしょうめん
)
へ、はた、と留まったように見えて、ふっと尾が消える。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おそろしく底から、ごうと
地鳴
(
じなり
)
が聞えるような不安である。私だけであろうか。
鴎
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
いつもより
疾
(
はや
)
く
洋燈
(
ランプ
)
をと思う処へ、大音寺前の方から
盛
(
さかん
)
に
曳込
(
ひきこ
)
んで来る乗込客、今度は五六台、引続いて三台、四台、しばらくは引きも切らず、がッがッ、
轟々
(
ごうごう
)
という音に、
地鳴
(
じなり
)
を
交
(
まじ
)
えて
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“地鳴”の意味
《名詞》
地鳴り。
(出典:Wiktionary)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味