“地質(ぢしつ)” の例文
燒趾(やけあと)の灰(はひ)から出(で)て青銅(せいどう)のやうに變(かは)つた銅貨(どうくわ)はぽつ/\と燒(や)けた皮(かは)を殘(のこ)して鮮(あざや)かな地質(ぢしつ)が剥(む)けて居(ゐ)た。彼(かれ)はそれを目(め)に近(ちか)づけて暫(しばら)く凝然(ぢつ)と見入(みい)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次(かんじ)がいつたやうに洗濯(せんたく)しても却(かへつ)て冴(さ)えるやうなので、それに地質(ぢしつ)もしつかりと丈夫(ぢやうぶ)なものであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)