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地祇
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ちぎ
ふりがな文庫
“
地祇
(
ちぎ
)” の例文
島の歴代の記録を翻えして見ると、我々が天神
地祇
(
ちぎ
)
の名をもって神々を総称するところを、沖縄の方では天神海神と呼んでいる。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
邪
(
よこし
)
まなる人はもちろん話をも防ぎ、ただ
善
(
よ
)
き道に導き奉り、共に天神
地祇
(
ちぎ
)
の冥助を、永く蒙り給わんことを願い給うべし。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
神様に
天神
(
てんじん
)
・
地祇
(
ちぎ
)
という区別がありまして、すなわち
天津神
(
あまつかみ
)
・
国津神
(
くにつかみ
)
ですが、その
天津神
(
あまつかみ
)
とは高天原の神様、すなわち天孫民族の祖神と仰ぐ神様で
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
もしもお前がこの言葉に違ふなら、天神
地祇
(
ちぎ
)
の憎しみと怒りはお前の五体にかゝるぞよ。たちどころに、お前の五体はさけてしまふぞ。上皇は押勝をはつたと睨んで、叫んでゐた。
道鏡
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
天神
(
てんじん
)
よ。(天に息を吹く)
地祇
(
ちぎ
)
よ。(地に息を吹く)わしは永久に友を見捨てませぬ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
▼ もっと見る
一 天に天神、地に
地祇
(
ちぎ
)
、人の
土
(
ど
)
に稼業
絶
(
た
)
やすな、和を
温
(
ぬく
)
め合え
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うるほへる
天神
(
てんじん
)
地祇
(
ちぎ
)
や春の雨
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
朝家の法制にもかつて天神
地祇
(
ちぎ
)
を分たれたが、のちの
宗像
(
むなかた
)
・
賀茂
(
かも
)
・八幡・熊野・
春日
(
かすが
)
・
住吉
(
すみよし
)
・
諏訪
(
すわ
)
・
白山
(
はくさん
)
・
鹿島
(
かしま
)
・
香取
(
かとり
)
のごとく、有効なる組織をもって神人を諸国に派し
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“地祇”の意味
《名詞》
地祇(ちぎ)
土地の神。
国津神。 天孫降臨に従ったとされる天神に対して、それ以前から、日本において神とされていたもの。
(出典:Wiktionary)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
祇
漢検準1級
部首:⽰
9画
“地祇”で始まる語句
地祇神