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圧潰
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おしつぶ
ふりがな文庫
“
圧潰
(
おしつぶ
)” の例文
旧字:
壓潰
が、渠は怎したものか、それを胸の中で
圧潰
(
おしつぶ
)
して了つて考へぬ様にした。横山助手は、まだ半分しか出来ぬと云ふ『野菫』と題した新体詩を出して見せた。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
それらはきびしく僕に立ちむかって来た。僕はそのために
圧潰
(
おしつぶ
)
されそうになっているのだ。僕は僕に
訊
(
たず
)
ねる。救いはないのか、救いはないのか。だが、僕にはわからないのだ。
鎮魂歌
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
しかしよしや
大智深智
(
だいちしんち
)
でないまでも、相応に
鋭
(
するど
)
い
智慧
(
ちえ
)
才覚が、
恐
(
おそ
)
ろしい負けぬ気を
後盾
(
うしろだて
)
にしてまめに働き、どこかにコッツリとした、人には決して
圧潰
(
おしつぶ
)
されぬもののあることを思わせる。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
嫉妬
(
しっと
)
もあるかもしれない、
慥
(
たし
)
かに、森とおいちとをひとつにした想像は、呼吸を止められ、胸を
圧潰
(
おしつぶ
)
されるような苦しさだった。心理的であるよりも
遙
(
はる
)
かに直接な、肉体的な苦悶であった。
つばくろ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
圧潰
(
おしつぶ
)
した様に
二列
(
ふたならび
)
に列んだ茅葺の屋根、其処からは鶏の声が間を置いて聞えて来る。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
圧
常用漢字
小5
部首:⼟
5画
潰
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“圧”で始まる語句
圧
圧迫
圧搾
圧伏
圧石
圧倒
圧力計
圧制
圧付
圧附