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団欒
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まどゐ
ふりがな文庫
“
団欒
(
まどゐ
)” の例文
旧字:
團欒
一日の障りなしに断へず楽しき
団欒
(
まどゐ
)
の室に
白湯
(
さゆ
)
の香を漲らせ、清閑の韻をひゞかせたる永き歴史を有するなり。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
この
団欒
(
まどゐ
)
の中に彼の如く色白く、身奇麗に、しかも
美々
(
びび
)
しく
装
(
よそほ
)
ひたるはあらざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
兄の方は別に
精進
(
しやうじん
)
料理なので、この晩餐の
団欒
(
まどゐ
)
には加はらなかつた。嬉しさうに、時々顔を出した。今度私が来た目的の半ばは、一層寂しくなつたこの兄を見舞ふことにもあつた。
町の踊り場
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
証
(
あかし
)
せよ かの一ときの
団欒
(
まどゐ
)
ゆめに非ずと。
我が一九二二年:02 我が一九二二年
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
中の間なる
団欒
(
まどゐ
)
の
柱側
(
はしらわき
)
に座を占めて、
重
(
おも
)
げに
戴
(
いただ
)
ける
夜会結
(
やかいむすび
)
に
淡紫
(
うすむらさき
)
のリボン
飾
(
かざり
)
して、
小豆鼠
(
あづきねずみ
)
の
縮緬
(
ちりめん
)
の羽織を着たるが、人の打騒ぐを興あるやうに涼き目を
瞪
(
みは
)
りて、
躬
(
みづから
)
は
淑
(
しとや
)
かに
引繕
(
ひきつくろ
)
へる娘あり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
世のつねならぬかの
団欒
(
まどゐ
)
を。
我が一九二二年:02 我が一九二二年
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
始め二つに輪作りし
人数
(
にんず
)
はこの時合併して
一
(
いつ
)
の
大
(
おほい
)
なる
団欒
(
まどゐ
)
に成されたるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“団欒”の意味
《名詞》
団欒(だんらん)
車座に座ること。
家族や親しい者が集まって楽しく、あるいは、和やかに過ごすこと。
(出典:Wiktionary)
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
欒
漢検1級
部首:⽊
23画
“団欒”で始まる語句
団欒的