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喜多川歌麿
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きたがわうたまろ
ふりがな文庫
“
喜多川歌麿
(
きたがわうたまろ
)” の例文
喜多川歌麿
(
きたがわうたまろ
)
の絵筆持つ指先もかかる寒さのために
凍
(
こお
)
ったのであろう。
馬琴
(
ばきん
)
北斎
(
ほくさい
)
もこの置炬燵の火の消えかかった
果敢
(
はか
)
なさを知っていたであろう。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
あるひは
鳥居清長
(
とりいきよなが
)
の
天明
(
てんめい
)
三年(一七八三年)における、また
喜多川歌麿
(
きたがわうたまろ
)
の寛政七年(一七九五年)における制作といふが如く明確に年数を決定し得べきものは甚だ
少
(
すくな
)
し。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と国貞は声を沈まして、忘れもせぬ文化三年の春の
頃
(
ころ
)
、その師
歌川豊国
(
うたがわとよくに
)
が『
絵本太閤記
(
えほんたいこうき
)
』の挿絵の事よりして
喜多川歌麿
(
きたがわうたまろ
)
と同じく
入牢
(
じゅろう
)
に及ぼうとした当時の恐しいはなしをし出した。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私は
喜多川歌麿
(
きたがわうたまろ
)
の描いた『絵本
虫撰
(
むしえらび
)
』を愛して
止
(
や
)
まざる理由は、この浮世絵師が
南宗
(
なんそう
)
の画家も
四条派
(
しじょうは
)
の画家も決して描いた事のない極めて卑俗な
草花
(
そうか
)
と昆虫とを写生しているがためである。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
即
(
すなわち
)
北尾政演
(
きたおまさのぶ
)
が『狂歌五十人一首』の如き、
喜多川歌麿
(
きたがわうたまろ
)
が『絵本
虫撰
(
むしえらみ
)
』、『
百千鳥
(
ももちどり
)
』、『
狂月望
(
きょうげつぼう
)
』、『
銀世界
(
ぎんせかい
)
』、『
江戸爵
(
えどすずめ
)
』の如きまた
北尾政美
(
きたおまさよし
)
が『
江戸名所鑑
(
えどめいしょかがみ
)
』、北尾
重政
(
しげまさ
)
の『絵本
吾妻袂
(
あずまからげ
)
』
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
喜
常用漢字
小5
部首:⼝
12画
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
麿
漢検準1級
部首:⿇
18画
“喜多川”で始まる語句
喜多川
喜多川季荘
喜多川春作