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喊聲
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かんせい
ふりがな文庫
“
喊聲
(
かんせい
)” の例文
新字:
喊声
そのうちに驅け付けた惡者の仲間が二人、三人、小屋の中に裏切つたお六と、錢形平次が居るものと早合點して、どつと
喊聲
(
かんせい
)
をあげ乍ら、小屋の四方に
薪
(
まき
)
を
添
(
そ
)
へます。
銭形平次捕物控:082 お局お六
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それが
汽車
(
きしや
)
の
通
(
とほ
)
るのを
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
ながら、一
齊
(
せい
)
に
手
(
て
)
を
擧
(
あ
)
げるが
早
(
はや
)
いか、いたいけな
喉
(
のど
)
を
高
(
たか
)
く
反
(
そ
)
らせて、
何
(
なん
)
とも
意味
(
いみ
)
の
分
(
わか
)
らない
喊聲
(
かんせい
)
を一
生
(
しやう
)
懸命
(
けんめい
)
に
迸
(
ほとばし
)
らせた。するとその
瞬間
(
しゆんかん
)
である。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
手續に暇取つて、役人立會の上墓を
發
(
あば
)
いたのはその日の夕方、豫期の通り千兩箱が三つ、大して深くないところから現はれた時は、ガラツ八は言ふに及ばず、萬七も清吉も思はず
喊聲
(
かんせい
)
をあげました。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
橋の兩袂に群がる人數は、思はずワツと
喊聲
(
かんせい
)
をあげます。
銭形平次捕物控:060 蝉丸の香爐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
喊
漢検1級
部首:⼝
12画
聲
部首:⽿
17画
“喊”で始まる語句
喊声
喊
喊呼
喊殺
喊鼓
喊声鼓雷