トップ
>
啓示
>
けいじ
ふりがな文庫
“
啓示
(
けいじ
)” の例文
セルギウスは
覚
(
さ
)
めた。そして夢に見た事を神の
啓示
(
けいじ
)
だと思つた。そして気分が晴やかになつて、夢の中の教の通りにしようと決心することが出来た。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
次には神の
啓示
(
けいじ
)
をもって、我々の経験よりもさらに遥かに有力なるものと信じて、これに基づいて遠い以前の記録なき社会を解釈し、始祖は空を
踏
(
ふ
)
み海波を飛び越えて
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
語りつつ藤房は、その夢ものがたりが、自分の
唇
(
くち
)
から出るのでなく、自分も聴かされている
天
(
てん
)
の
啓示
(
けいじ
)
みたいな気がされていた。そして折々、感動の
極
(
きわ
)
まりに涙をたれた。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私も又実は仏教徒である。クリスト教国に生れて仏教を信ずる
所以
(
ゆえん
)
はどうしても仏教が深遠だからである。自分は
阿弥陀仏
(
あみだぶつ
)
の
化身
(
けしん
)
親鸞僧正
(
しんらんそうじょう
)
によって
啓示
(
けいじ
)
されたる本願寺派の信徒である。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「獄中に藤の花が咲くなどということは、あり得ないことだ。漢土の話にもこの日本でも聞いた例しがない。……死ぬなよ。待てば咲くぞ、という天の
啓示
(
けいじ
)
。そうだ天の啓示だ」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
火悪戯と人の
視
(
み
)
る若い者の精神が、決して暴でなく
不逞
(
ふてい
)
でもなく、必然、このままではいない時勢の先に立って、よく
天
(
てん
)
の
啓示
(
けいじ
)
をつかんでいる男児たちであることを知っていた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“啓示”の解説
啓示(けいじ、 grc: Aποκάλυψις、en: revelation)とは、神または超越的な存在より、真理または通常では知りえない知識・認識が開示されることをいう。天啓、神示ともいわれる。啓示によって真理が開示され、それによって信仰が成立する宗教を、「啓示宗教」と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
啓
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
示
常用漢字
小5
部首:⽰
5画
“啓”で始まる語句
啓
啓蒙
啓発
啓坊
啓蟄
啓之助
啓行
啓沃
啓蒙的
啓書記