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和女
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おまえ
ふりがな文庫
“
和女
(
おまえ
)” の例文
鰻
(
うなぎ
)
の
丼
(
どんぶり
)
なら三つ以上五つ位食べなければ承知せん位の大食家だ。あの男に
和女
(
おまえ
)
の拵えた豚料理を御馳走したらさぞ
悦
(
よろこ
)
んで食べるだろう。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
病人な
養生
(
ようじょう
)
が仕事、なあ浪どん。
和女
(
おまえ
)
は武男が事ちゅうと、何もかも忘れッちまいなはる。いけません。早う養生してな——
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
と今度はなぜか、箸を着けずに弁当をしまいかけて、……親方の手前もある、客に電報が来た様子では、また
和女
(
おまえ
)
の手も要るだろう、余り遅くならないうちにと、
懇
(
ねんごろ
)
に言うと
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もしも小山さんが自分の責任を
遁
(
のが
)
れるような
工風
(
くふう
)
をするとかあるいは
和女
(
おまえ
)
を
頼
(
たのん
)
で家へ金を借りに来るような
意気地
(
いくじ
)
のない人であったら
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
伯父「ウフフ、あの姿で東京へ連れて行った日には」伯母「ナニ」伯父「マアサ、東京へ連れて行ったら
和女
(
おまえ
)
にも分るだろう」
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
ホントにお料理ばかりでない、私の家にいれば何でもためになる事が覚えられて
和女
(
おまえ
)
の一生にどんな得になるか知れません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
竹や、
和女
(
おまえ
)
も料理法を習うからには略式ばかりで物足りない、念のために本式のブランライスプデンを教えて
進
(
あ
)
げましょう。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
和女
(
おまえ
)
なぞは決してそういう
虞
(
うれい
)
もあるまいけれども自分の心で人物の
良否
(
りょうひ
)
や事の善悪を判断し得ると思うと大きな間違いだ。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
兄の中川その様子を
怪
(
あやし
)
み「お登和や、
和女
(
おまえ
)
は今日大層顔の色が悪いがどうかしたかえ」と妹を案じる兄の真情
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
和女
(
おまえ
)
の大原さんに対する心は決して恋愛的の劣情ではないけれどももしこの事が叶わなければ一生
独
(
ひと
)
りで暮らしますとでも言ったらやっぱり恋愛的の劣情に
陥
(
おちい
)
る。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
余所
(
よそ
)
で
頻
(
しき
)
りに
晩餐
(
ごぜん
)
を食べて
往
(
ゆ
)
けと勧められたけれども
和女
(
おまえ
)
のお料理が出来ているだろうと思って
何
(
な
)
にも食べずに戻って来た。そんなによく出来たら誰かを呼んで御馳走したいの。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“和女”で始まる語句
和女郎