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吹返
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ふきかえ
ふりがな文庫
“
吹返
(
ふきかえ
)” の例文
これが最も忠一を驚かしたのであったが、冬子は単に気を失った
丈
(
だけ
)
のことで、身には別に負傷の痕も無かったので、
手当
(
てあて
)
の
後
(
のち
)
に息を
吹返
(
ふきかえ
)
した。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
前には
唐物屋
(
とうぶつや
)
と云ったが今では洋物屋と申しますそうでござりやすが、
屹度
(
きっと
)
当るという人が有りますから、
此処
(
こゝ
)
で
一息
(
ひといき
)
吹返
(
ふきかえ
)
さなければなんねいと思って、
田地
(
でんじ
)
からそれにまア御案内の古くはなったが
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
わけても、伝右衛門が眼をひかれたのは、一隅に置かれてあった十七絃の
唐琴
(
からこと
)
と小鼓であった。
明珍
(
みょうちん
)
作りの南蛮鉄に銀の
吹返
(
ふきかえ
)
しのある
兜
(
かぶと
)
は、そのわきの
具足櫃
(
ぐそくびつ
)
のうえに常住の宝物のごとく
据
(
すわ
)
っていた。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“吹”で始まる語句
吹
吹聴
吹雪
吹上
吹出
吹聽
吹込
吹矢
吹掛
吹消