“吟(うた)” の例文
求めないか? 何故、山などに住んでいるか? 私の心意気は千年の昔、唐の李太白(りたいはく)が吟(うた)っている。立派な言葉で吟っている
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一三五刹利(せつり)も須陀(しゆだ)もかはらぬものをと、心あまりて高らかに吟(うた)ひける。
その時、間近で若々しい声で詩(からうた)を吟(うた)う声が聞こえて来た。清らかな美しい声である。数馬はハッと眼を開き、甦(よみがえ)ったような気持ちと共に声のする方をすかして見た。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)