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合目
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あわせめ
ふりがな文庫
“
合目
(
あわせめ
)” の例文
石畳
(
いしだたみ
)
で
穿下
(
ほりおろ
)
した
合目
(
あわせめ
)
には、このあたりに産する何とかいう
蟹
(
かに
)
、
甲良
(
こうら
)
が黄色で、足の赤い、小さなのが
数
(
かず
)
限
(
かぎり
)
なく
群
(
むらが
)
って動いて居る。
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
神道の
御幣
(
ごへい
)
は「神棒」から出来たものとされている。この舟はまるで指物細工みたいに出来ていた。
合目
(
あわせめ
)
は実に完全で、私が注意深く写生せざるを得ぬ程清潔で奇麗であった。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
髪の毛は段々と
脱落
(
ぬけお
)
ち、
地体
(
じたい
)
が黒い
膚
(
はだ
)
の色は
蒼褪
(
あおざ
)
めて黄味さえ帯び、顔の
腫脹
(
むくみ
)
に皮が釣れて耳の
後
(
うしろ
)
で
罅裂
(
えみわ
)
れ、そこに
蛆
(
うじ
)
が
蠢
(
うごめ
)
き、
脚
(
あし
)
は
水腫
(
みずばれ
)
に
脹上
(
はれあが
)
り、脚絆の
合目
(
あわせめ
)
からぶよぶよの肉が大きく
食出
(
はみだ
)
し
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
薄い光線が屋根板の
合目
(
あわせめ
)
から
洩
(
も
)
れて、
幽
(
かす
)
かに樟に映ったが、巨大なるこの材木は
唯単
(
ただたん
)
に
三尺角
(
さんじゃくかく
)
のみのものではなかった。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
縁側でも
呻唸
(
うな
)
り出す——
数百
(
すひゃく
)
の虫が
一斉
(
いっとき
)
に離座敷を引包んだようでしょう、……これで、どさりと音でもすると、天井から血みどろの片腕が落ちるか、ひしゃげた胴腹が、畳の
合目
(
あわせめ
)
から
溢出
(
はみだ
)
そう。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“合目”で始まる語句
合目的觀