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号哭
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ごうこく
ふりがな文庫
“
号哭
(
ごうこく
)” の例文
一種の痴呆患者か何ぞのようにボロボロと涙を流して「マリイマリイ」と
号哭
(
ごうこく
)
するばかりで、何が何だかサッパリ要領を得ない。
S岬西洋婦人絞殺事件
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
三つの蛟は又あらわれて母の墓所に赴き、幾日も
号哭
(
ごうこく
)
して去った。その
哭
(
な
)
く声は
狗
(
いぬ
)
のようであった。
中国怪奇小説集:04 捜神後記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
人民がことごとく服を白くしているとあれば天子の
喪
(
も
)
に相違ない。李陵は
武帝
(
ぶてい
)
の
崩
(
ほう
)
じたのを知った。北海の
滸
(
ほとり
)
に
到
(
いた
)
ってこのことを告げたとき、
蘇武
(
そぶ
)
は南に向かって
号哭
(
ごうこく
)
した。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
諸軍
号哭
(
ごうこく
)
の声やまず。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
新品卸し立ての妻君を犠牲にして計劃した必死の事業が、ミスミス駄目になって行くのだから……
号哭
(
ごうこく
)
、
起
(
た
)
つ
能
(
あた
)
わずとあるが
道理
(
もっとも
)
千万……
遂
(
つい
)
に思えらく、吾、一度天下のために
倫常
(
りんじょう
)
を超ゆ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
号
常用漢字
小3
部首:⼝
5画
哭
漢検1級
部首:⼝
10画
“号”で始まる語句
号
号泣
号令
号鈴
号笛
号鐘
号砲
号叫
号室
号外