反返ぞりがへ)” の例文
が、れい大鞄おほかばんが、のまゝ網棚あみだなにふん反返ぞりがへつて、したしなびた空気枕くうきまくら仰向あふむいたのに、牛乳ぎうにうびんしろくび寄添よりそつて、なんと……、添寝そひねをしようかとするかたちる。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)