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双紙
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ぞうし
ふりがな文庫
“
双紙
(
ぞうし
)” の例文
旧字:
雙紙
なぜなら、おしょさんのうちには、くさ
双紙
(
ぞうし
)
の
合巻
(
ごうかん
)
ものが、本箱に幾つあったかしれない。それがみんな、ちょいと
何処
(
どこ
)
にもあるようなのではなかった。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
秋の夜
双紙
(
ぞうし
)
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
くさ
双紙
(
ぞうし
)
の、
合巻
(
ごうかん
)
かきでは、江戸で第一の人だったけれど、貧乏も貧乏で、しまいは肺病で死んだ。やっぱり
七歳
(
ななつ
)
ぐらいから絵をおしえてくれた。その時分三十五、六だったろう。
旧聞日本橋:22 大門通り界隈一束(続旧聞日本橋・その一)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
紙帳のことは『
浅間
(
あさま
)
が
嶽
(
だけ
)
』という、くさ
双紙
(
ぞうし
)
でおなじみになっている、星影土右衛門という
月代
(
さかゆき
)
のたった
凄
(
すご
)
い男が、六部の姿で、仕込み
杖
(
づえ
)
をぬきかけている姿をおもいだし、大きな木魚面の
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「
大晦日草紙
(
おおみそかぞうし
)
」とかいったように覚えているが、くさ
双紙
(
ぞうし
)
に、若い
旦那
(
だんな
)
の
色里
(
いろざと
)
通いを、悪玉がおだてている絵があって、お嫁さんが泣いているのを見たとき、丸八の先代のことだとかいった。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
双
常用漢字
中学
部首:⼜
4画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“双”で始まる語句
双
双手
双六
双生児
双方
双眸
双子
双眼鏡
双親
双肌