“參覲”の読み方と例文
新字:参覲
読み方割合
さんきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寶暦五年はうれきごねんはる三月さんぐわつ伊豆守いづのかみ江戸えど參覲さんきんありて、多日しばらく在府ざいふなされしをりから、御親類ごしんるゐ一同いちどう參會さんくわいことありき、幼君えうくん其座そのざにて
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「大垣樣の細工は、參覲さんきん交代をおこたらせられる殿樣の御身の上を安じての事、人間二人の命をちゞめ、その上、氣の毒な娘までも手に掛けようとしたのは許し難いことですが——お氣の毒でございます」