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厳丈
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がんじょう
ふりがな文庫
“
厳丈
(
がんじょう
)” の例文
スパイたちはそんな物へは眼もくれなかった。伯爵夫人の指揮ですぐ腹部の
釦鈕
(
ボタン
)
を開く。案の
定
(
じょう
)
、膚に直接
厳丈
(
がんじょう
)
な
革帯
(
ベルト
)
を締めていた。ポケットがある。
戦雲を駆る女怪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
さて雪国の山家とて、
桁
(
けた
)
梁
(
うつばり
)
厳丈
(
がんじょう
)
な本陣
擬
(
まがい
)
、百年
経
(
た
)
って石にはなっても、滅多に朽ちる
憂
(
うれい
)
はない。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼女はその時、自分の名前が非常に注意深い低さで呼ばれていることを、殆ど半信半疑で耳にいれた。この間際に、すては貝ノ馬介の
厳丈
(
がんじょう
)
なすがたを山塞の入口に見出した。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
黒塗りに光る
醤油
(
しょうゆ
)
倉、
腰板鎧
(
こしいたよろい
)
の
味噌
(
みそ
)
倉、そのほか
厳丈
(
がんじょう
)
な石作りの米倉、豆倉。
老主の一時期
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
厳
常用漢字
小6
部首:⼚
17画
丈
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
“厳”で始まる語句
厳
厳粛
厳重
厳島
厳然
厳格
厳乎
厳寒
厳冬
厳橿